最大定格について

バイポーラ、C-MOS、GaAs、光半導体

最大定格の定義

製品の動作を制限する要因として、電圧、電流、温度、消費電力がありますが、当社製品を使用して頂く時には、これらを考慮して頂かないと製品の劣化・破壊につながる場合があります。その為、当社では最大定格を規定しており、その規定している値を一瞬たりとも越えた場合には、製品の劣化・破壊等が起きる可能性があります。 したがって、製品を使用する場合いかなる条件においても、最大定格を越えることがないようにして下さい。 また、ある項目において最大定格を満足していたとしても、別の項目が最大定格を越えていれば、それは当然最大定格を満足しているとは言えません。例えば、電圧・電流等が最大定格内であったとしても、消費電力が最大定格を越えるような条件では使用しないで下さい。

1. 電圧に関する最大定格
電圧に関する最大定格としては、電源電圧、入力電圧等がありますが最大定格として規定している値を一瞬たりとも越えることがないようにしてください。最大定格を越えて使用した場合には、製品の劣化・破壊等が起きる可能性があります。
2. 電流に関する最大定格
電流に関する最大定格としては、入力電流、出力電流等がありますが最大定格として規定している値を一瞬たりとも越えることがないようにしてください。最大定格を越えて使用した場合には、製品の劣化・破壊等が起きる可能性があります。
3. 温度に関する最大定格
S温度に関する最大定格としては、動作温度、保存温度等がありますが最大定格として規定している値を越えることがないようにしてください。最大定格を越えて使用した場合には、製品の劣化・破壊等が起きる可能性があります。
また、動作温度については、製品の回路そのものが正常に動作する範囲であり、電気的特性の規格値(Ta=25°C)を満足するとは限りません。
4. 消費電力に関する最大定格
消費電力の最大定格として規定している値を一瞬たりとも越えることがないようにしてください。最大定格を越えて使用した場合には、製品の自己発熱により劣化・破壊等が起きる可能性があります。
消費電力は、一般的には以下のような関係式で表せます。
PD=(Tj-Ta)/θja PD :消費電力 (W)
Tj :ジャンクション温度 (°C)
Ta :周辺温度 (°C)
θja :熱抵抗 (°C/W)

つまり、ある製品において熱抵抗は一定であり、ジャンクション温度 ( Tj(max.)) も一定であることより、ある周囲温度における最大定格が算出できます。
また、熱抵抗は製品(IC)の材料(樹脂、フレーム等)の種類によって左右されますので、材料を変更することにより製品(パッケージ)の消費電力も左右されることになります。

備考: 最大定格のいずれかを超えると、IC性能の低下や破壊につながることもあります。

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