技術インフォメーション ~半導体製品~

3色LED多色化コントローラドライバ

「3色LED」とは
「3色LED」ってご存知ですか? ひとつのパッケージの中に赤、緑、青の3つのLEDが入っている製品のことです。一番身近で「3色LED」が使われているアプリケーションは携帯電話ですね。着信ランプとして光るあのLEDです。
この「3色LED」、各LEDのON/OFFを組み合わせていろいろな色を作り出すのですが、単純なON/OFFだけでは、「」、「」、「」、「赤+緑=オレンジ」、「赤+青=」、「緑+青=水色」、「赤+緑+青=白」の7色しか作れません。
もっとたくさんの色を作りたい・・・。この「3色LED」の可能性を最大限に引き出すICが、PWM制御型3色LED多色化コントローラドライバNJU6060なのです。
NJU6060の中では、「点ける」「消す」という制御ではなく、たとえば「暗い赤」から「明るい赤」まで一つの赤いLEDから32段階の階調を作ります。同様に緑、青も32段階づつ作って組み合わせると・・・、32,768段階もの階調が可能になるのです。
この32段階の階調を作るために用いるのがPWM制御回路です。このPWM制御回路をCPUからコントロールすることによって、たくさんの色を作り出します。
※ PWM = Pulse Width Modulation:パルス幅変調
NJU6060ボード
「3色LED」の可能性
「3色LED」は、見た目を華やかにしますから、遊び心をくすぐる、たくさんのアプリケーションに最適です。実際に、各種イルミネーションや携帯電話、カーオーディオ、ホームオーディオ、FAX電話、おもちゃからも引き合いが多数あります。
さらに、可能性はそれだけではありません。赤、緑、青を組み合わせて作る白い光は、一般的に売られている白色LED(青色LEDに黄色の蛍光体を塗布したもの)よりも自然な白色を作り出すことが出来ます。また「色味」の細かい制御も可能となり、意図的に「赤みがかった白」、「緑がかった白」、「青みがかった白」などを自由に表現することが可能です。たとえば携帯電話のカメラライトに用いて、人物写真を撮れば、青白い顔の写真ではなく顔色のよい健康的な写真を撮ることが出来ます。
また、より色再現性が重要な大型の液晶モニタ向けとしても検討されています。環境問題の観点から、現在主流となっている水銀を用いたCCFL(冷陰極管)バックライトは敬遠され、新たなバックライト光源としてLEDが候補に挙がっています。LEDバックライトにすることにより水銀フリー、色再現性の向上が期待されています。
今後も当社では、ユニークな製品の企画とラインナップの拡充に努めて参ります。
NJU6060ブロック図
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