多機能と高耐圧により三相DCブラシレスモータ搭載機器の多様化に対応
2010年3月19日
三相DCブラシレスモータコントロールIC
NJW4303のサンプル配布開始
新日本無線(本社:東京都中央区 代表取締役社長:平田一雄)では、三相DCブラシレスモータを搭載したファン、ブロア、ポンプ、その他家電/OA機器などに最適な三相DCブラシレスモータコントロールIC NJW4303の開発を完了し、サンプル配布を可能としました。
【開発背景】
従来の家電/OA機器や産業機器などでは、主に制御が容易なブラシ付きDCモータを搭載していましたが、ブラシの磨耗などによる製品寿命/信頼性などに課題があり、各種用途において三相DCブラシレスモータ化が進んでいます。また、既存の三相DCブラシレスモーターを用いたファンモータなどもハイパワー化、自動車や産業機器などへの多様化も進んでおり、様々な用途に使用可能なモータコントローラの開発は大きな市場要求となっています。
新日本無線では、この様な要求に応えるために三相DCブラシレスモータコントロールIC NJW4303を開発しました。
【製品概要】

NJW4303は、下アーム用パワーMOSFET (Nch)をプリドライブするためのトーテムポール出力回路、上アーム用パワーMOSFET (Pch)のオープンドレイン回路、PWM制御用発振回路などで構成された汎用性の高い三相DCブラシレスモータコントロールICです。
- 特徴1:多機能化により様々な用途に対応可能
- ソフトスタート機能、ON/OFF機能、ブレーキ機能、ロック保護機能など多くの機能を搭載することで、家電/OA機器だけでなく、自動車や産業機器など様々な用途での使用が可能です。
- 特徴2:高耐圧化(40V)により用途の拡大を実現
- 40Vの高耐圧により、24V駆動のモータや車載アクセサリなど電圧マージンを必要とする用途での使用を可能としました。
- 特徴3:低消費電流化により発熱低減を実現
- BCDプロセス*1を採用することによりロジック部の低消費電流を実現しました。これによりIC本体の発熱を抑制し温度への要求が高いアプリケーションへの搭載を可能とします。
- 用語解説
- *1 :BCD(bipolar,CMOS,double diffused MOS)プロセス
- バイポーラ素子とCMOSそしてオン抵抗が低いDMOSパワー素子を組み合わせた技術
【アプリケーション】
- ファン/ブロア/ポンプ
- その他:三相DCブラシレスモータ(家電/OA機器/車載アクセサリなど)
【製品機能】
- 最大電源電圧 40V
- 動作電源電圧範囲 9.0V~35V
- 3相全波PWMプリドライブ ハイサイド:Pch-FET/ローサイド:Nch-FET対応
- ローサイドゲート電圧クランプ 18V max.
- PWM制御回路内蔵 外付けコンデンサにより周波数設定
- 電流制限回路 Current limit=0.25V±10%
- 低電圧保護回路
- 正逆転機能 回転中切替可能、デッドタイム設定可能
- ソフトスタート機能 VERR端子外付けコンデンサで対応
- ON/OFF機能 S/S端子にて動作停止
- ブレーキ機能
- ロック保護機能
- サーマルシャットダウン
- ホールポジション120度/60度切替機能
- 4種類のFG出力 2bitで選択可能
- BiCDMOS構造
- 外形 SSOP32 (11.0×7.6×1.25mm typ.)
【生産予定/参考価格】
- サンプル配布 : 2010年2月より開始済み
- 生産 : 2010年2月より開始済み
- 参考価格 :@\180