ファームウェア選択と3種類の出力形式選択でカスタマイズ性と設計負荷軽減に貢献

2010年4月26日

PWMモジュレータ内蔵オーディオ用DSP NJU26060Vのサンプル配布開始

新日本無線(本社:東京都中央区 代表取締役社長:平田一雄)では、サウンドバーや薄型テレビなどのスピーカシステムの信号処理に最適な、オーディオ用PWM*1モジュレータ内蔵DSP NJU26060Vの開発を完了しサンプル配布を可能としました。

【開発背景】

サウンドバーや薄型テレビは、機種が多様化しモデルチェンジサイクルも短くなっています。これらの機器は付加価値の向上、機能差別化の要求から必要な音声処理も異なり、機種ごとの個別設計(カスタマイズ)を行う場合が多く、大きな設計負荷となっていました。

新日本無線はこのような設計負荷を軽減するため、ファームウェア(音響効果技術)を選択することによってカスタマイズが容易に行え、3種類の出力形式に1チップで対応可能な、PWMモジュレータ内蔵オーディオ用DSP NJU26060Vを開発しました。

【製品概要】

NJU26060

NJU26060Vはオーディオ用24ビット固定小数点DSPで、3入力1出力のセレクタ、サンプリングレートコンバータ、24bitDSPコア、PWMモジュレータ、OTP*2メモリ、デジタルインターフェーストランスミッタで構成されます。また、NJU26060Vは新開発のオーディオ用A/Dコンバータ、NJU3610との組み合わせによってアナログ音声入力にも容易に対応します。

特徴1:OTPメモリ搭載によりカスタマイズと少量生産に対応
OTPメモリを搭載しファームウェア(音響効果技術)の選択によって、機種ごとに必要とされるサラウンド等の信号処理機能をカスタマイズでき、同時に少量生産にも対応できます。新日本無線では、オリジナル音響効果技術である、"eala"(エアーラ)をはじめ各ライセンサの音響効果技術を、ファームウェアで提供しております。
特徴2:1チップで3種類の出力形式に対応
出力形式は、スピーカ駆動に最適化されたPWM出力(ステレオ2系統)、DIT*3出力(1系統)、I2S*4出力(ステレオ3系統)から選択が可能です。3種類の出力形式が選択できるため、機種変更時の部品再選定や設計変更が不要となり設計負荷軽減となります。
特徴3:サンプリング周波数の違いを意識しない設計が可能
NJU26060は、サンプリング周波数 fs=8k~192kHzまで対応可能な、サンプリングレートコンバータを搭載しています。異なるサンプリング周波数のディジタルオーディオ信号を内蔵のサンプリングレートコンバータで同期処理(48kHzに変換)するため、サンプリング周波数の違いを意識しない設計が可能です。また、3入力1出力のセレクタも搭載しており、オーディオソースの選択も容易です。
用語解説
*1 :PWM  Plse Width Modulation(パルス幅変調)
*2 :OTP  One Time PROM、1回のみ書き込みが可能なメモリ(PROM : Programmable Read Only Memory)
*3 :DIT  Digital Interface Transmitter
*4 :I2S  The Inter-IC Sound Bus

【アプリケーション】

【製品機能】

【生産予定/参考価格】

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NJU26060シリーズ

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