低電圧動作・低消費電流・高出力で、セキュリティー機器のスピーカ駆動に最適

2008年7月10日

モノラルBTL出力D級動作スイッチングドライバ NJU8789のサンプル配布開始

新日本無線では、セキュリティー機器(住宅用火災警報機,ガス警報機)や電話子機など、電池駆動ポータブル機器のスピーカ駆動に最適な「モノラルBTL*1出力D級動作スイッチングドライバNJU8789」の開発を完了しサンプル配布を可能としました。

平成18年6月の改正消防法交付により、すべての住宅に火災警報機の設置が義務付けられました。既存住宅については、平成20年6月1日~平成23年6月1日の間で設置義務化の期日が決められたことで、今後住宅用セキュリティー機器の需要は拡大することが予想されます。

既存住宅に最適な警報機は、配線工事が不要で、誰でも取り付けることができる乾電池を電源とするタイプのため、電池の長寿命化や大きな警告音が必要であり、搭載するアンプには低電圧動作/低消費電流/高出力が市場要求となっています。NJU8789はこのような要求に応えるために開発されたモノラルBTL出力D級動作スイッチングドライバICです。

NJU8789は、電源電圧1.8Vから動作が可能(動作電圧範囲:1.8V~4.5V)、ロジック用電源と出力スイッチングドライバ用電源の2系統を設けており、それぞれの電源を分けても動作可能です。出力は500mW(VDD=3.3V, 8Ω)で、出力回路はBTL形式のスピーカ接続を採用し、出力カップリングコンデンサレスを実現しております。また、従来品の多くがアナログ入力対応アンプのため、マイコンなどでPWM/PDM変換*2された1ビットのデジタル信号をアナログ信号に復調するRCフィルタが必要ですが、NJU8789はデジタル入力対応とし、デジタル信号を直接入力でスピーカ駆動が可能のため、RCフィルタが不要となり基板の小型化および回路構成の簡略化が可能です。

NJU8789は、D級動作でスピーカを駆動するので電力効率が高く、さらに1.8Vから動作するので乾電池を電源とするポータブル機器のスピーカ駆動用ICとして最適です。

NJU8789は
  1. 1.8Vからの低電圧動作。
  2. 電源が2系統:ロジック電源とドライバ電源を分けても動作可能。
  3. マスタークロック不要(従来品NJU8719比)。

などの特徴を有しています。

用語解説
*1 :BTL :Balanced Transformer Less / Bridged Transformer Less
*2 :PWM変換/PDM変換 :PWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)/PDM(パルス密度変調:Pulse Density Modulation)
<開発製品一覧>
製品名 機  能 応  用 外 形
NJU8789 モノラルBTL出力
D級動作スイッチングドライバ
  • ポータブル機器
  • セキュリティー機器など
SSOP10
NJU8789
<製品の機能および特徴の概要> <ブロック図>
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NJU8758ブロック図
<生産予定/サンプル価格>

新日本無線では、NJU8789Vのサンプル配布を2008年7月より開始し、生産は8月より月産10万個で立ち上げる予定です。なお、サンプル価格は@¥150です。

詳細なスペックはこちら
NJU8789

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