2chポータブル機器でも高品質な立体音場を再現、   ealaサラウンド+パワーアンプを1chipにて実現

2006年11月27日

ealaサラウンド付低電圧動作ステレオパワーアンプ NJU7085のサンプル配布開始

新日本無線では、2chポータブル機器(以降ポータブル機器)の立体音場再現(以降サラウンド)に最適な、新日本無線オリジナルサラウンド"eala"付低電圧動作ステレオパワーアンプ、NJU7085の開発を完了しサンプル配布を可能としました。

近年、地上デジタル放送の普及により登場したワンセグ対応のTVや携帯電話、あるいはDVDプレイヤなどのポータブル機器で映画や音楽を鑑賞する需要が拡大しており、より自然で臨場感のあるサラウンド効果が求められています。しかし、小型化が進むポータブル機器はスピーカ間隔が極めて狭いため十分なサラウンド効果を得ることが難しく、ポータブル機器での高品質サラウンド効果の再現は大きな市場要求となっています。NJU7085はこのような要求に応え、ポータブル機器でも臨場感あふれるサラウンド効果を再現するために開発された低電圧動作ステレオパワーアンプです。

2chサラウンドとは、左の音を左耳に、右の音を右耳に分け、仮想音源の方向を感じさる技術で、左耳に届くはずの音が右耳にも届いてしまうこと(その逆も)を防ぐために、消したい音の逆相信号を同時に加え相互に打ち消し合い、その音を聞こえなくすることにより、マルチスピーカで音を聴いているかのような効果を得ています。

しかし、ポータブル機器の様にスピーカ間隔が狭くなると、左右の逆相信号が相殺されてしまいサラウンド効果が薄れてしまいます。NJU7085はこの問題を対策するため、逆相信号の相殺を押さえる3Dエンハンサ-を搭載、スピーカ間隔が極めて狭いポータブル機器においても、ealaの臨場感あふれる高品質なサラウンド効果を実現しました。また、パワーアンプ部には、低電圧動作パワーアンプ×2回路を搭載、さらに「3Dエンハンサー + eala」を1chip化することにより、省スペ-ス化と機器設計者の負担軽減を可能としました。高品質な立体音場を再現するNJU7085は、スピーカ間隔が極めて狭いポータブル機器だけでなく、ある程度のスピーカ間隔が確保できるクレイドルスピーカ用の「eala mode」への切替が可能で、幅広い用途に対応が可能です。

NJU7085の主な特徴
  1. "eala Mobile"(3Dエンハンサー + eala)と低電圧動作パワーアンプ×2を1chip化により省スペース化を実現(PCSP32の場合、当社従来比58%)
  2. BTL(Balanced Transformer Less)形式のスピーカ接続採用、スピーカのカップリングコンデンサ不要で電圧利得は2本の外付け抵抗で調整可
  3. スタンバイ機能によって消費電流の低減、動作モ-ド切り替え時のポップノイズおよび高周波ノイズの飛び込みによるノイズ検波対策

などの特徴を有し、携帯電話などのポータブル機器やクレイドルスピーカなどに最適です。

<開発製品一覧>
製品名 機  能 応  用 外 形
NJU7085 低電圧サラウンド付き
ステレオパワーアンプ
携帯電話
クレイドルスピーカなど
SSOP32
PCSP32-F7
NJU7085
<製品の機能および特徴の概要>
動作電源電圧
  2.8~5.5V
低消費電流   4.6mA typ.(V+=3V Mobile mode時)
2µA(スタンバイ時)
出力電力   400mW/ch typ. (V+=3V,RL=4Ω)ステレオ出力
低出力雑音電圧   25µVrms typ.
C-MOS構造
外形   SSOP32(実装面積 7.6×11.0×1.15mm)
PCSP32-F7(実装面積 4.0×4.0×0.86mm)
<生産予定/サンプル価格>
弊社では、NJU7085のサンプル配布を2007年11月より開始し、生産は12月より月産5万個で立ち上げる予定です。なお、サンプル価格は、SSOP32パッケージが@¥180です。
詳細なスペックはこちら
NJU7085

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