カーオーディオの外部機器入力部に優れた同相ノイズ除去性能、省スペースを提供

2006年9月5日

Io=500mA バイポーラLDO NJM2794のサンプル配布開始

新日本無線では、カーオーディオなど車載用電子機器間の信号接続時に、各電子機器のGND(グランド)電位の違いにより発生する同相ノイズ除去に最適なオーディオ用2回路入りアイソレーションアンプ、NJM2794の開発を完了しサンプル配布を可能としました。

近年のカーオーディオは、本体内蔵のCD/MD/チューナーなどの音楽再生機器だけでなく、CDチェンジャー/DVD/携帯型デジタルオーディオプレイヤーなどの外部入力機器を含めたカーエンターテイメントシステムが充実しています。その結果、音や画像の高品質化が要求され本体と外部入力機器間で発生する同相ノイズの除去が大きな要求事項となっております。NJM2794はこのような市場要求に応えるため高い同相ノイズ除去比を実現した2回路入りアイソレーションアンプです。

NJM2794は、4個のオペアンプと差動増幅回路用の抵抗、および基準電圧回路で構成されたアイソレーションアンプを2回路搭載したICで、各抵抗の高精度化により同相ノイズの除去率を示すCMRR(Common ModeRejection Ratio)=50dB以上と高い同相信号除去比を実現しました。従来の方法であるディスクリート回路構成でCMRR=50dB以上を達成するためには、高精度の抵抗が必要となり、設計や構成部品の選定が重要となってきますが、NJM2794を使用することで設計者の負担軽減が可能となります。

また、回路的に独立したアイソレーションアンプを2回路搭載した形の「デュアルモノ構成」によって得られる、優れたチャンネルセパレーション(CS=-110dB)や、搭載した全てのオペアンプのローノイズ化によりノイズ特性(1.3μVrms typ.)の向上も実現しました。さらに、小型パッケージTVSP10(3.1×4.0×1.0mm)に搭載しており省スペース化を実現、高性能でシンプルな構造のNJM2794は省スペース・高同相信号除去比を必要とする、カーオーディオの外部入力部に最適な製品となっております。また、デジタル機器内の基板(ユニット)間で発生する同相ノイズの除去にも効果を発揮しますので幅広い応用が可能です。

NJM2794は、当社従来品に比べ
  1. 高い同相信号除去比(CMRR=50dB min.)
    • ディスクリートで組んだ場合、抵抗の相対精度0.3%以内必要。
  2. 優れたオーディオ性能
    • チャンネルセパレーション CS=-110dB typ.
    • ローノイズ Vn=1.3µVrms
    • 広いダイナミックレンジ Vim > 2Vrms(CD出力規格値)
  3. 小型パッケージ
    • TVSP10(3.1×4×1.0mm)を採用し、省スペースに貢献。

などの特徴を有しています。

<開発製品一覧>
製品名 機  能 応  用 外 形
NJM2794 オーディオ用
2回路入りアイソレーションアンプ
カーオーディオなど TVSP10
SSOP14
NJM2794
<製品の機能および特徴の概要>
· 動作電源電圧   4.3~13.0V
· 最大出力電圧   2Vrms min. @THD=0.1%
· 低歪率   0.002% typ.
· 高同相信号除去比   CMRR=50dB min.
· 低出力雑音電圧   1.3µ Vrms typ.
· バイポーラ構造
· 外形   TVSP10 (3.1×4.0× 1.0mm   0.5mmピッチ)
SSOP14 (5.0×6.4× 1.15mm   0.65mmピッチ)
<生産予定/サンプル価格>
弊社では、サンプル配布を2006年8月より開始し、生産は9月より月産50万個で立ち上げる予定です。なお、サンプル価格は@¥100です。
詳細なスペックはこちら
NJM2794

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