微弱・特定小電力無線機器の送信部出力段小型化に貢献

2006年8月21日

微弱・特定小電力(無線機器)用ミキサーIC NJM2278のサンプル出荷開始

新日本無線では、微弱無線機器、特定小電力無線機器の送信部出力段に最適な20mWパワー・アンプIC、NJM2278の開発を完了しサンプル出荷を開始しました。

NJM2278は、パワー・トランジスタおよびバイアス回路で構成された20mWパワー・アンプICで、300M~500MHzの小信号を電力増幅し、外部マッチング回路を介し最大20mWの出力信号をアンテナ端子に供給できます。

送信用パワー・アンプを内蔵した特定小電力無線機器用ICも市場に出ていますが、出力パワー不足などの問題点があり、送信回路部をディスクリート部品で構成しているケースが多いようです。また、ディスクリート部品で送信回路を構成した場合は、温度特性を補正するために外部のバイアス回路を工夫する必要があるなど、回路設計者の負担が増加します。NJM2278は、高いゲイン、優れた温度特性、低電圧、低消費電流動作、小型パッケージ搭載などでこれらの問題点を解決できます。

NJM2278の主な特徴
  1. 優れた電力利得特性
    • 電力利得=13dB/温度特性 利得偏差=±1dB(-40℃~+85℃) @入力・出力インピーダンス50Ω
  2. 低電圧動作・低消費電流
    • 最低動作電圧=2.0V/消費電流=20mA(@400MHz,2.7V)
  3. 省スペース・小型パッケージ「SOT-23-6-1(MTP6) 実装寸法2.9×2.8×1.3mm」の採用、バイアス回路内蔵による外付け部品の削減で実装基板の省スペース化が可能

などの特徴を有し、特定小電力無線機器の送信部出力段に最適です。

※出力パワー不足
これらICの出力パワーは、ほとんどが特定小電力の法的最大出力値である10mW仕様になっており、実質的には出力パワーが不足してしまうため。
<開発製品一覧>
製品名 機  能 応  用 外 形
NJM2278 微弱・特定小電力無線機器用20mWアンプIC 微弱・特定小電力無線機器など SOT-23-6-1
NJM2278
<製品の機能および特徴の概要>
· 電圧動作 2.0~5.5V
· 低消費電流 20mA (400MHz、2.7V)
· 電力利得 入力-30dBm時 17dB
   入力0dBm時 13dB
· 飽和出力電力   入力3dBm時 14dBm
· 可変利得範囲
  4dB
· 優れた温度特性   利得偏差 ±1dB (-40℃~+85℃)
· RF IN端子インピーダンス   70Ω
· RF OUT端子インピーダンス   110Ω
· バイポーラ構造
· 外形 SOT-23-6-1(MTP6-1) 2.8mm× 2.9mm× 1.3mm
<生産予定/サンプル価格>
弊社では、NJM2278のサンプル出荷を2006年8月より開始し、生産は12月より月産10k個で立ち上げる予定です。なお、サンプル価格は80円です。
詳細なスペックはこちら
NJM2278

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